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2017年8月8日火曜日

ネスターマーティン代理店会議 その2

 さて、昨日の続きです。
今回の会議の目玉はこちらでした。

ネスターマーティンSシリーズ Hシリーズ用の耐震装置になります。
日本は地震大国ですね。
記憶に新しいところでは熊本地震がありました。
その前は東北で震災がありましたし、神戸でも震災がありました。
かなり大きな揺れで、ストーブが転がったり足が折れたりとの報告があったそうです。
そのために開発を進め、この度S・Hシリーズ専用の耐震装置が発売されることとなりました。

実際に実物も見ることができました。
鋼板製の部材になりますが、厚みもあり重みもズッシリとありました。
この部材をアッシュパン(灰受け)の下に取付して、床とストーブを完全にくっつけてしまう部材になります。


これが実際に取付された状態になります。
これで足へ掛かる負荷が減り、転倒や移動などの被害はかなり減るのではないかとのことでした。


新規での設置であれば、オプションで注文すれば取付した状態で発送していただけますが、既設にも取付が可能です。


ストーブを一回寝かす必要がありますが、アッシュパン下にボルト穴を空け、ボルトを通し、耐震装置をボルト固定します。耐震装置用の受け材もあらかじめ床面にコーチボルトで固定しておきます。耐震装置をストーブ本体側へ取付したら、受け材に固定し、設置完了となります。


今回、実験映像も見せていただきましたが、実験結果としてはストーブ本体の被害はありませんでしたが、現状の実験では木造の合板への固定のみのデータしかなく、土間やALCへの固定となるとまだデータが無い状態でした。
京阪さんとしてもまだこれから色々な実験をしていくという事でした。

日本に暮らす以上は地震とは向き合っていかなければならない問題です。

これを取り付ければ100%大丈夫とも言い切れないのが正直なところです。
ただ、こういった部材はこれから必要になってくると思いますし更なる改良も必要になると思います。
施工側からの意見も上げていこうと思いますので、みんなで作っていくという気持ちで協力していこうと思います。
≪たま≫